ウィスコンシン州マディソンの蝶

 ウィスコンシン州マディソンは、International Conference on Arabidopsis Research の開催地として、幾度となく訪れたところである。訪問時期は、年によって異なり、6月後半から7月前半にわたっている。会議の短い合間にウィスコンシン大学のキャンパス内で蝶を探すのも、同地を訪れる楽しみの一つである。
 写真の蝶は、キュベレギンボシヒョウモン(上)とベロナヤチヒョウモン(下)。キュベレギンボシヒョウモンは比較的少ないが、ベロナヤチヒョウモンの方は時にかなりの数を見る。写真のキュベレギンボシヒョウモンを採集したのは、基礎生物学研究所で進められていた昆虫の分子系統解析用の試料を採集したいという長谷部光泰さんや、冷やかしがてらその様子を眺めよう(?)という塚谷裕一さんを案内したときであった。

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  上:Speyeria cybele の雄(左:表面, 右:裏面)
  下:葉上に休む Boloria bellona の雄
  ウィスコンシン州マディソンにて、荒木が採集・撮影。

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