滋賀県のカワラハンミョウ
中学生のときに昆虫採集を始めてから、もっぱら蝶と蛾に興味を持ってきたが、ここ数年、ハンミョウ類にも関心を持つようになった。写真は、滋賀県の琵琶湖東岸のカワラハンミョウ(Chaetodera laetescripta) である。これまでカワラハンミョウは滋賀県からは記録されていなかったが、数年前に発見された。平成18年9月に、衛星写真をたよりに、カワラハンミョウが生息しそうな場所を探してようやく撮影することができた。
平成19年からは「ふるさと滋賀の野生動植物との共生に関する条例」に基づく「指定希少野生動植物種」に指定され、採集が禁じられ、保護されることになった。あまり広くはないと思われる生息地がきちんと保全され、カワラハンミョウが末永く安泰であることを祈りたい。
カワラハンミョウ(Chaetodera laetescripta MOTSCHULSKY)の雌
滋賀県の琵琶湖東岸にて、荒木・撮影。
上は生息環境を含めて写したもの(画面下の中央にカワラハンミョウがいる)。
下の個体は左鞘翅の肩部が少し凹んでいる。
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カワラハンミョウ(Chaetodera laetescripta MOTSCHULSKY)の雌
滋賀県の琵琶湖東岸にて、荒木・撮影。
上は生息環境を含めて写したもの(画面下の中央にカワラハンミョウがいる)。
下の個体は左鞘翅の肩部が少し凹んでいる。